第26回 JIA東海学生卒業設計コンクールで、 坂口 雄亮くんが「金賞」

第26回 JIA東海学生卒業設計コンクールで、坂口 雄亮くんが、金賞 を受賞しました。

彼の作品は建物がある日突然解体され、何事もなかったかの如くスクラップアンドビルドが繰り返されていることに疑問を抱き、建物の解体過程に、ささやかな仕掛けを挿入することで100年かけて自然解体される過程を構想するという内容でした。

ある日「建物を自然と同化させるような設計がしたい」「コンクリートの天井にミョウバンを撒いて、雨が降れば中和する・・」と言い出したのが、彼の卒計の旅の始まりでした。

JIAの卒コンの提出は4月、いつもこれに出す人達は学内の卒計展はとっくに終わっているのに、一人で粘り強く春まで卒計を継続するようなものかと思います。そうする中で、慌ただしく提出された卒計が、熟成していくのかな・・・。自問自答を経て、金賞に選出されたことは本当に嬉しいことだと思います。