2022年12月22日 / 最終更新日時 : 2023年12月19日 kikuta 津島まちなかワークプレイス 改修 第1期 研究室で、改修を続けてきた「津島市 まちなかワークショッププレイス」第1期が完成しました。 「みちゆか」 蔵を解体した際に保管されていた、古材を床材として活用しました。 材の方向によって、光の反射率が異なることを利用して、中央に一筋の道を浮かびあがらせるようにデザインされています。 以下、photo: Yuske Sato (@yuyu_s_) 町家に残される火袋 フィンランド タンペレ大学の学生達と夏のワークショップで作成した家具を並べて 入口付近は、半分は既存土間が残っており、半分はかつて床下であったことから土の状態でした。そこで既存土間は残しつつ見切り棒を入れて、土の部分をたたき土間とすることに決定。三和土の施工をワークショップ形式で実施しました。 古材の活用はプロジェクトにおいて学生達が最も心を砕いた部分の一つでした。古材をサンダーでやすると面白いほどに、きれいな材に蘇ります。思うような塗料の染み込みを得るのには、やすり具合の手加減が重要でした。 部分的に、建物内の漆喰塗装を、 ワークショップで新たに塗りました。漆喰塗りを初めて体験するメンバーばかり。凸凹が自然にできて、光をにぶく反射します。 今は静かな空気に包まれている町家ですが、来年からは、「まちなかワークショッププレイス」として様々な活動を受け入れていく予定です。 第1期は、2021年6月~2022年11月までに実施した、上記の改修です。 2023年度は、ファサードに取り掛かる予定です。