日本セラミックス協会 第30回秋季シンポジウムに参加してきました。

神戸大学で開催された日本セラミックス協会 第30回秋季シンポジウムに9/19-9/21の日程で参加してきました。

セラミックス協会は,基本的には材料作りが主体の学会であり,新しい物質(広義のセラミックス)を合成する上で非常に参考になります。近年では,応用用途に強く紐付けされたセッション分けがされておりますが,それでも材料合成が主体であることは変わりません。

才田研からもM1の鈴木くんが参加しており,ポスター発表を行いました。企業の方や他大学の先生方から色々とアドバイスを頂けたようです。頂いたアドバイスを基に,更に高機能な材料を開発していけることを願います。

 

余談ですが,神戸大学には“舎密”と書かれた石碑があります。“舎密”を読めますか?意味が分かりますか?

舎密(せいみ)とは,宇田川榕菴(江戸後期)がオランダ語で化学を意味する“Chemie”を音写した当て字だそうです。つまり化学=舎密ということになります。明治初期には,化学技術の研究教育を行なう公的機関として舎密局という機関が関西にあったようです。

今回の学会は,日本における化学史の一端に触れる良い機会となりました。(思うこともありますが,ここでは述べません。)

 

ページトップへ