国際交流を介した町づくりと地域拠点の提案:フィンランドの学生さん達と家具製作

 8月・9月に、フィンランドのタンペレ大学の学生さん6人が名城大学に来訪し、名城大学の学生達24人と国際ワークショップを行いました。
町家を改修した地域拠点にあわせて、家具製作を行うワークショップです。前半は名城大学にてデザインレビューを行い、そこで投票で選ばれた案を、津島現地にて自分達の手で制作しました。

 名城生とタンペレ大生がチームになり、10脚の椅子と2つの机を作りました。各チームとも英語で頑張ってコミュニケーションを取るうちに、相互にどんどん親しくなっていき、対面で会話し異文化を知る楽しさを感じていました。
 ここでは町家の改修過程で出てきた古材を部分的に再生使用しました。まずは古材にやすりをかけ、滑らかな状態にしてから塗装をかけていく、椅子や机の強度を確かなものにするために、継手を工夫していく・・・など、図面の上だけでは分からない苦労も経ながら、一致団結して無事完成。21日間のワークショップを通してかけがえのない体験ができた様子でした。

 ワークショップ最終日の9月6日には、両大学の学生たちが津島市役所に日比一昭市長を表敬訪問し、今後も国際交流と町家再生の取り組みが発展していくことに期待する発言をいただきました。

完成した椅子を前に集合写真
出来上がった椅子を見て達成感を感じる
制作途中で、細かな部材の整合を確認
互いに協力して部材を切断
完成した机を囲んで記念撮影
津島市長(画面中央)を表敬訪問