研究紹介
商業施設作業ロボットの目
家事手伝いロボットが実用化されないのを疑問に思っている人はいるでしょう。実は、ロボットは工場のような決まりきった環境でないと、物を見つける、見つけた物の位置や姿勢を把握する、つかむ場所を決める、といった人間が普通に行っていることを確実にはできません。
本研究室では、工場から一歩外へ出て、商業施設で労働力不足を補うためのロボットの開発に取り組んでいます。現在は特に「見つけた物の位置や姿勢を把握する」ことに注力し、コンビニ商品整理作業の自動化を目指しています。
商品陳列ロボット田崎研究室と株式会社東芝で共同開発したロボットは、経済産業省が主催のコンビニ商品整理ロボットの世界大会で優勝し、経済産業大臣賞を受賞しています。トップページのトロフィーは優勝時にいただいたものです。 |
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COBOTTA株式会社デンソーウェーブのCOBOTTAを改良し、赤外線で距離も測れるカメラも搭載させています。小型の物体操作に関する研究に使用しています。 |
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二代目・商品陳列ロボット初代商品陳列ロボットより、多くの商品を整理できるように改良しました。普段の商品陳列実験や商品のデータ収集に使用しています。 |
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自動運転車の目
私たちがカーナビを見ながら目的地へ行くように、自動運転車も自動運転用の三次元地図を使って、自分の位置を正確に把握しながら、運転します。
本研究室では、地図を目的地への経路を知るための情報としてだけではなく、周辺環境認識性能を向上させるためにも利用することで、より安全かつ普及しやすい自動運転車の開発に取り組んでいます。