ParallelsにUbuntuをインストールした際の初期設定

ここでは,ParallelsにUbuntuをインストールした際に,Macと同じようにUbuntuを使えるようにするための
設定について示す.
なお,本検証はUbuntu18.04および20.04で検証をおこなった.
なお,インストール直後,デフォルトが英語になっていると仮定してすすめる.

Parallels Toolsのインストール

これをいれないと始まらないので,Parallels Toolsをインストールする.
詳細は割愛する.(すぐにわかるとおもうので,説明するまでもないということで...)

最新版に更新

ターミナルを開いて,以下のコマンドを入れて,最新の状態にする.

sudo apt update
sudo apt upgrade

言語設定

設定を開き,

  1. 下の方に有るRegion & Languageを開く.
  2. Input sourcesにおいて,「Manage Installed Language」をクリック.
  3. ”Language support is not installed completely”とでるので,「install」を選択.(パスワードを入力).
  4. インストールが終わったら,”Install/Remove language…”を選択して,”Japanese”にチェック.(しばらく時間がかかる.)
  5. インストールが終わって,日本語が表示されたら,”Language for menus and wintdows”において,Drag and Dropして,日本語を一番上に持ってきて,ダイアログウィンドウをCloseし,Ubuntuを再起動する.
  6. 再起動後,”標準フォルダーの名前を現在の言語に合わせて更新しますか?”とでてくるので,”次回から表示しない”のチェックをいれて,”古い名前のままにする”を選択.(これをしないと,ターミナルからの操作が非常にしづらくなる.)

キーボード設定の変更

再度”設定”を開くと,”地域と言語”が開かれるので,”フォーマット”を”日本”に変更.ログアウトして,再度ログインする.

  1. ”入力ソース”の部分の”+”をクリックして,”日本語”->”Mozc”を選択し,”追加”する.
    Mozcの追加後,”英語”を削除する.
  2. Mozcのプロパティを開き,”キー設定の選択”の”編集”を選択.
  3. ”入力文字なし”の部分の”Muhenkan”の部分を”IMEを無効化”に変更する.
  4. 続いて,”入力文字なし”の部分の”Hiragana”のコマンドを”IMEを有効化”に設定する.
  5. 終わったら”OK”し,ついでに句読点を”,.”に変更しておく.

続いて,下記のコマンドを入力する.

sudo dpkg-reconfigure keyboard-configuration

実行後,下記のように設定を行う.

  • キーボードのモデル:Apple Aluminum (JIS)
  • キーボードが由来する国:Japanese
  • キーボードのレイアウト:Japanese
  • AltGrとして機能させるキー:キーボード配置のデフォルト
  • コンポーズキー:コンポーズキーなし
  • Xサーバを強制終了するのにControl+Alt+Backspaceを使いますか?:いいえ

終了後,再起動をする.

だいたいここまでやると,キーボード入力がMacライクになっていると思われる.
これをベースに適宜自身の設定に合わせていってください.
(この段階くらいでスナップショットをとっておくと,使いながらの環境構築の手間がすこし軽減できるかもしれません...)