Ubuntu14.04へのOpenRTM-aist-1.1.1の環境構築

Ubuntu14.04へのOpenRTM-aist-1.1.1の環境構築の手順を以下に示す.

CMakeのインストール

OpenRTM-aistをインストールし,RTコンポーネントを開発するために必要なソフトウェア.
Ubuntu上でのコンパイル用スクリプト(Makefile)を生成可能.
コマンドラインからの利用も可能であるが,慣れるまではGUIのほうが使いやすいと思われるので,
GUI版のインストール方法を示す.

$sudo apt-get install cmake-gui

Doxygenのインストール

RTコンポーネント開発時に,コンポーネントのマニュアル作成に利用可能なソフトウェア.
マニュアル作成の有無にかかわらず,CMakeによりビルドスクリプトを生成するためにはインストールされている必要があることから,
下記のコマンドでインストールを行う.

$sudo apt-get install doxygen

eclipseのインストール

RTコンポーネントのひな形を生成するためのRTC Builder,RTシステム構築のためのエディタであるRT System Editorを利用するために,
その基盤プラットフォームである,Eclipseをインストールする必要がある.OpenRTM-aistのサイトから「全部入り」をダウンロードして
利用することも可能であるが,ここでは,1から環境構築する方法を示す.
下記の様にEclipseをインストール後,Eclipseを起動する.
(なお,この方法で行うと英語版がインストールされる.日本語化する場合は適宜日本語化を実施すること.)

$sudo apt-get install eclipse-platform
$eclipse

Eclipse起動後,「Help」→「Install New Software」を選択する.
「Work With」の部分に下記のサイト名を入力し,「Add」をクリックする.

http://openrtm.org/pub/openrtp/stable/updates/

ダイアログが開くので,NameをOpenRTPとして,「OK」をクリックする.
リストにOpenRTPが現れるので,「Select All」を選択後,「Next」を選択する.
ライセンスに同意して,Finishを押すと,パッケージの追加を開始する.
インストール完了後,再起動をすると,RTC BuilderとRT System Editorのプラグインが利用できるようになる.

eclipseの日本語化

elicpseを日本語化したほうが使いやすい場合は,下記のようにすること.

$sudo apt-get install pleiades

インストール後,下記のファイルを編集する.(emacsをエディタとしている場合)

$sudo emacs /etc/eclipse.ini

最後に下記のコードを追加する.

-javaagent:/usr/lib/eclipse/plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar

OpenRTM-aistのインストール

OpenRTM-aistのトップページの左側のメニューから,下記の様にたどる.
「ダウンロード」→「OpenRTM-aist(C++版)」→「1.1.1-RELEASE」

ページをスクロールしていくと,Ubuntu用のスクリプト(pkg_install_ubuntu.sh)があるので,「名前を付けてリンク先を保存」でスクリプトを保存する.
(なお,ここではDownloadsに保存したと仮定.)

$cd
$cd Downloads
$sudo sh pkg_install_ubuntu.sh

途中何度か出る質問で,確認しながらyを選択していく.