Ubuntu20.04へのROSのインストール方法を以下に示す.
なお,Ubuntuの基本的な設定はできているものとする.
(2022年8月25日更新)
aptへのROSのダウンロード先の登録
sudo sh -c 'echo "deb http://packages.ros.org/ros/ubuntu $(lsb_release -sc) main" > /etc/apt/sources.list.d/ros-latest.list'
ダウンロードのための公開鍵の取得
sudo apt install curl
curl -s https://raw.githubusercontent.com/ros/rosdistro/master/ros.asc | sudo apt-key add -
ROSのインストール
sudo apt update
sudo apt install ros-noetic-desktop-full
環境変数の設定
ROSの開発を行う上で,ターミナルを利用することが多くなる.
ターミナルでの開発を行いやすくするために,下記のように環境変数を設定する.
cd
echo "source /opt/ros/noetic/setup.bash" >> ~/.bashrc
source ~/.bashrc
ROSのパッケージインストーラのインストール
Ubuntuでいうaptのように,ROSでも様々なパッケージをインストールするためにパッケージマネージャがある.
このパッケージマネージャはROSを便利に利用するための機能であるため,この環境設定を行う.
sudo apt install python3-rosinstall python3-catkin-tools python3-rosdep
ROSの初期設定
sudo rosdep init
rosdep update
ROSの開発環境の整備
新しいROSのワークスペースを作成
ここでは,ROSのワークスペースを下記に作成することとしている.
/home/<ユーザ名>
ROSのワークスペースの作成とビルドテスト
ROSではビルドシステムとして,catkinを採用している.
catkinについての詳細はここを参照すること.
mkdir -p ~/catkin_ws/src
cd ~/catkin_ws
catkin build
自分のワークスペースをインストール環境に配置する
cd
echo "source ~/catkin_ws/devel/setup.bash" >> ~/.bashrc
cd catkin_ws
source devel/setup.bash