Ubuntu18.04へのROSのインストール方法

Ubuntu18.04へのROSのインストール方法を以下に示す.
なお,Ubuntuの基本的な設定はできているものとする.
(2021年8月12日更新)

aptへのROSのダウンロード先の登録

$sudo sh -c 'echo "deb http://packages.ros.org/ros/ubuntu $(lsb_release -sc) main" > /etc/apt/sources.list.d/ros-latest.list'

ダウンロードのための公開鍵の取得

$sudo apt install curl
$curl -s https://raw.githubusercontent.com/ros/rosdistro/master/ros.asc | sudo apt-key add -

ROSのインストール

$sudo apt update
$sudo apt install ros-melodic-desktop-full

環境変数の設定

ROSの開発を行う上で,ターミナルを利用することが多くなる.
ターミナルでの開発を行いやすくするために,下記のように環境変数を設定する.

$cd
$echo "source /opt/ros/melodic/setup.bash" >> ~/.bashrc
$source ~/.bashrc

ROSのパッケージインストーラのインストール

Ubuntuでいうaptのように,ROSでも様々なパッケージをインストールするためにパッケージマネージャがある.
このパッケージマネージャはROSを便利に利用するための機能であるため,この環境設定を行う.

$sudo apt install python-rosinstall python-catkin-tools python-rosdep

ROSの初期設定

$sudo rosdep init
$rosdep update

ROSの開発環境の整備

新しいROSのワークスペースを作成

ここでは,ROSのワークスペースを下記に作成することとしている.

/home//

ROSのワークスペースの作成とビルドテスト

ROSではビルドシステムとして,catkinを採用している.
catkinについての詳細はここを参照すること.

$mkdir -p ~/catkin_ws/src
$cd ~/catkin_ws
$catkin build

自分のワークスペースをインストール環境に配置する

$source devel/setup.bash
$echo "source ~/catkin_ws/devel/setup.bash" >> ~/.bashrc