ここでは,経路生成・経路追従に用いるRTコンポーネントのコンパイル方法を示す.なお,「環境地図生成RTコンポーネント群のコンパイル方法」において,すでに示した内容については省略している.
環境地図を参照しながら自己位置同定を行うRTコンポーネントのコンパイル
入力した環境地図と,現在のセンサ情報を照合し,自己位置同定を行うRTコンポーネントであるLocalization_MRPTを以下の手順に従いコンパイルを行う.
$cd $cd workspace $git clone https://github.com/sugarsweetrobotics/Localization_MRPT $cd Localization_MRPT $mkdir build $cd build $cmake .. $make |
目的地までの経路生成をRTコンポーネントのコンパイル
目的地までの経路生成を行うためのRTコンポーネントであるPathPlanner_MRPT を以下の手順に従いコンパイルを行う.
$cd $cd workspace $git clone https://github.com/sugarsweetrobotics/PathPlanner_MRPT $cd PathPlanner_MRPT $mkdir build $cd build $cmake .. $make |
目的地までの経路追従を行うRTコンポーネントのコンパイル
目的地までの経路追従を行うためのRTコンポーネントであるSimplePathFollowerを以下の手順に従いコンパイルを行う.
$cd $cd workspace $git clone https://github.com/sugarsweetrobotics/SimplePathFollower $cd SimplePathFollower $mkdir build $cd build $cmake .. $make |
環境地図データを提供するためのRTコンポーネントのコンパイル
読み込ませた環境地図データを提供するためのRTコンポーネントであるMapServerを以下の手順に従いコンパイルを行う.
$git clone https://github.com/sugarsweetrobotics/MapServer |
MapServerはJavaのRTコンポーネントであるため,Eclipse上でコンパイルする必要がある.いかにコンパイルの手順を示す.
- Eclipseを起動する.
- メニューバーの「ウィンドウ」→「パースペクティブを開く」→「Java」を選択.
(すでにJava用の開発環境が開かれている場合は,表示されないので注意.ウィンドウ右上にJavaと出ている場合は,この手順はスキップ.) - メニューバーの「ファイル」→「インポート」を選択し,「一般」→「既存プロジェクトをワークスペースへ」を選択.Fig.6を参考に,ダウンロードしたMapServerのディレクトリを選択する.
- パッケージ・エクスプローラーに表示されるbuild_MapServer.xmlに開発者の環境情報が残っている部分があるのでbuild_MapServer.xmlを開き,以下を編集
- MapServerのidlというディレクトリの中に以下の3つのidlファイルをコピーしてくる.ちなみに以下の3つのidlファイルは/usr/include/openrtm-1.1/rtm/idlの中に存在する.
- MapServerのjarというディレクトリの中にインストールしてきたOpenRTM-aist(Java版)からOpenRTM-aist-1.1.2.jarをコピーしてくる.
【20行目】
誤:arg line=”-td ’src’ -i ’C\Users\ysuga\rtidl\’ -fall ’idl/MobileRobot.idl’ ”
↓
正:arg line=”-td ’src’ -i ’idl’ -fall ’idl/MobileRobot.idl’ ”
【23行目】
誤:arg line=”-td ’src’ -i ’C\Users\ysuga\rtidl\’ -fall ’idl/BasicDataType.idl’ ”
↓
正:arg line=”-td ’src’ -i ’idl’ -fall ’idl/BasicDataType.idl’ ”
【26行目】
誤:arg line=”-td ’src’ -i ’C\Users\ysuga\rtidl\’ -fall ’idl/ExtendedDataTypes.idl’ ”
↓
正:arg line=”-td ’src’ -i ’idl’ -fall ’idl/ExtendedDataTypes.idl’ ”
【29行目】
誤:arg line=”-td ’src’ -i ’C\Users\ysuga\rtidl\’ -fall ’idl/InterfaceDataTypes.idl’ ”
↓
正:arg line=”-td ’src’ -i ’idl’ -fall ’idl/InterfaceDataTypes.idl’ ”
1 BasicDataType.idl
2 ExtendedDataTypes.idl
3 InterfaceDataTypes.idl
build_MapServer.xmlを右クリック→「実行」→「Antビルド」を行うと,ビルドが成功する.
その後,パッケージ・エクスプローラー上のMapServerを右クリック→「更新」を行う.
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