
ゼミ担当の加藤の出版物(著書・論文・単報・翻訳)と口頭発表(学会・研究会)のリストです。CiNiiなどオンライン上のリソースがあるものには、リンクを張っています。上にあるものほど最新です。
論文はResearchmapにPDFで全文を公開しました(2022年4月〜)。
現在構想中の論文(作業中)
個人研究
ポッドキャスト文化の変容、2010年代:「ポッドキャストはラジオではなかった」(2023年12月)の続編、ネットカルチャーであったポッドキャストが、Kindleパブリッシングを中心としてネット上でポッドキャストがビジネスツールとして変化していく過程を描く、メディア史研究。
科研(基盤研究B, 課題番号 JP25K00490)
スコットランドで開催されたコモンウェルス・ゲームズにおけるスコティッシュ・アイデンティティのせめぎ合い……2025年からの新しい研究課題の一部として。歴史学。
カナダ東岸ノバ・スコシアにおけるスコティッシュ・アイデンティティの相剋と「ブリティッシュ・ワールド」……現地調査を予定します。歴史学。
科研(基盤研究C, 課題番号 JP25K04405)
加藤昌弘「ビデオゲームで経験されるスコットランド、デジタルに表象されるスコティッシュネス(仮)」……2024年度中の研究発表、その後の論文投稿を前提に準備を進めています
加藤昌弘「『ロイヤル・エディンバラ・ミリタリー・タトゥー』とスコティッシュ・ディアスポラ(仮)」……研究会報告(2024年6月16日)をもとに、論文化を進めています
ストリート・アートとスコティッシュ・ナショナリズムに関するもの:19世紀後半のスコットランドにおけるユニオニズムとナショナリズムの変化、グラスゴーとエディンバラのウェリントン公爵像(Duke of Wellington)を手がかりに考える、歴史学/カルチュラル・スタディーズ。
スコットランド独立運動と沖縄。 「「独立運動は「わがまま」か「正義」か?」(2021年11月)で報告したまま文字化が中途半端に止まっているので、完成させて出版したい。日本の新聞メディアを用いた言説研究。
1980年代のスコットランド国民党と反人種主義の接近過程。21世紀の独立運動を理解するための歴史的前提の議論。2019年に現地(グラスゴー、エディンバラ)で史料調査済みのまま原稿化していない。歴史学。
そのうち出る予定のもの(作業中/作業済)
加藤昌弘「伝統音楽は〈雑多なスコットランド人の音楽〉になれるのか:マーティン・ベネット「マッカイのメモワール」の越境性」……スコットランド研究の書籍『スコットランドの詩と音楽(仮)』に原稿を提出しました
加藤昌弘「〈書評〉藤川隆男著『オーストラリアの世論と社会:デジタル・ヒストリーで紐解く公開集会の歴史』」『社会経済史学』**(2025年*月):**頁。
これまでに出たもの(出版済/公表済)
2025 (R7)
加藤昌弘「カウンターカルチャーとしての歴史家協会:あるいは関西の学会・研究会文化へのノスタルジア」『歴史家協会年報』解散記念号(2025年3月):157〜158頁。
加藤昌弘「〈書評〉髙橋香苗著『ギャルであり、ママである:自分らしさと母親らしさをめぐって』」『人間学研究』22(2025年3月):31〜36頁。
2024 (R6)
【イベント】加藤昌弘「ポッドキャストをやってみたら、予期せぬつながりが生まれちゃった」『名城大学社会連携フォーラム:ゆるくつながり創りだす」(2024年11月28日、場所:名城大学ナゴヤドーム前キャンパス)。 イベントレポート
【発表】加藤昌弘「ブリティッシュネスを〈編み込む〉:『ロイヤル・エディンバラ・ミリタリー・タトゥー』が描くスコティッシュ・ディアスポラの歴史的想像力」『政治経済学・経済史学会 兵器産業・武器移転史フォーラム』(2024年6月16日、場所:明治大学駿河台キャンパス)。 告知ページ
【イベント】稲垣健志・加藤昌弘・清水友理子・杉浦清文・立石祥子「『ゆさぶるカルチュラル・スタディーズ』刊行記念イベント:文化を「まじめに」考える」(2024年5月11日、場所:ジュンク堂名古屋栄店)。告知ページ
【メディア取材対応】「メディア研究室訪問 55」『月刊 広報会議』183 (2024年4月号)、110〜111頁。
加藤昌弘「スポーツのファンダム:クルマ文化とF1」(48〜56頁)稲垣健志編『ゆさぶるカルチュラル・スタディーズ』北樹出版、2024年1月。 Amazon
2023 (R5)
加藤昌弘「ポッドキャストはラジオではなかった:日本における黎明期(2005~2007年)の入門書を事例とするメディア史研究」『人間学研究』21(2023年12月):1〜16頁。
【メディア取材対応】「ネッシーはどこだ」約半世紀ぶりの大捜索:ドローン、水中聴音装置も駆使 未確認生物(UMA)の楽しみ方」『東京新聞』(2023年8月30日)朝刊22面・WEB版。
【講演】加藤昌弘「教養のブリティッシュ・ロック:なぜビートルズは今どきの「若者」にウケるのか?」『知立市生涯学習推進講座』(2023年8月26日、場所:愛知県知立市・知立市中央公民館)。
加藤昌弘「ヴァナキュラー文化としてのポッドキャスト:スコットランド独立運動における「新しい聴く文化」」『立命館文学』683(2023年3月):103〜112頁。 PDF
【発表】加藤昌弘「スコットランド独立運動のポッドキャストを聞く:「普通の人びと」の声に耳を傾ける」『日本スコットランド学会 第二回研究会』(2023年1月28日、場所:オンライン(同志社大学))。
2022 (R4)
加藤昌弘「なぜ私たちはスコットランドを研究するのか」『CALEDONIA』(日本スコットランド学会)50(2022年12月):20頁。 PDF
2021 (R3)
【新聞寄稿】加藤昌弘「クルマ文化ファンの声を聞け」『中部経済新聞』2021年12月22日、8面。
加藤昌弘「〈書評〉奥野良和編著『地域から国民国家を問い直す:スコットランド、カタルーニャ、ウイグル、琉球・沖縄などを事例として』」『カレドニア』49(2021年10月):21〜24頁。 PDF
【特別講義】加藤昌弘「独立運動は「わがまま」か「正義」か?:日本の新聞メディアの中でつながるスコットランドと琉球・沖縄」『静岡県立大学 広域ヨーロッパ研究センター』(2021年11月4日、場所:オンライン(静岡県立大学))。
【講演】加藤昌弘「英国の食文化革命:何を食べて生きるのか 英国の食文化に学ぶ」『人生100年時代がやってくる』(2021年7月11日、場所:愛知県知多市・東部町づくりセンター)。
加藤昌弘「現代スコットランドにおけるエスニック・マイノリティの発見
:1985年以降のSEMRU (Scottish Ethnic Minorities Research Unit) を
事例とする反レイシズム運動に関する予備的考察」『総合学術研究論文集(名城大学総合研究所)』20 (2021年3月):37〜48頁。 PDF
【発表】加藤昌弘「スコットランド独⽴をめぐる⽇本メディアの⾔説の検討:沖縄におけるローカリズムとのつながりを考える」『日本カレドニア学会第一回研究会』(2021年1月30日、場所:オンライン(立命館大学))。
2020 (R2)
【模擬講義】加藤昌弘「日本のマンガを国際的に考えてみると?」『名城大学WEBオープンキャンパス:人間学部模擬講義』(2020年8月)。
加藤昌弘「ヨーロッパ(現代・イギリス)――2019年の歴史学界:回顧と展望」『史学雑誌』129.5 (2020年5月):368〜373頁。 PDF
2019 (H31/R1)
【講演】加藤昌弘「ポップカルチャーから読み解く現代社会(全3回)」『刈谷市・名城大学連携講座』(2019年11月30日・12月7日・12月14日、場所:刈谷市総合文化センター)。
加藤昌弘「「「スコットランドらしさ」としての言語的特徴の受容:YouTube上のお笑い番組「音声認識エレベーター」に対するコメント群の質的調査」『カレドニア』47(2019年10月):1〜17頁。 PDF
【講演】加藤昌弘「ポピュラーソングから考えるイギリスの地域問題」『東生涯学習センター 世界の歴史文化講座』(2019年5月23日、場所:名城大学ナゴヤドーム前キャンパス)。
加藤昌弘「ヒップホップ文化の英国における現地化をめぐる歴史的問題――スコットランドの白人ラッパーの自叙伝を事例とする言語とアイデンティティの考察」『立命館文学』661(2019年3月):112〜24頁。 PDF
2018 (H30)
【講演】加藤昌弘「スコットランドのお笑い番組で大爆笑!」『NPO法人 日本スコットランド協会 関西茶会倶楽部第11回』(2018年7月14日、場所:神戸市・神戸倶楽部)。
加藤昌弘「「連合王国」イギリスのゆくえ(スコットランド独立問題)」(168〜9頁)、君塚直隆編著『よくわかるイギリス近現代史』(ミネルヴァ書房、2018年6月)。 Publisher Link
加藤昌弘「1979年のスコットランド住民投票前後におけるオルタナティブ・メディアと社会運動――1980年代における地域主義の変化に関する歴史研究に向けて」『総合学術研究論文集(名城大学総合研究所)』17 (2018年3月):1〜10頁。 PDF
加藤昌弘「さっさと教室から出ていけ!——基軸科目における新たな「グループ単位による課題学習」導入の成果と課題」、人間学部基軸科目運営チーム編『基軸科目「現代に生きる」——5年間の軌跡』2018年3月、51〜4頁。 PDF
加藤昌弘「第5章 なぜケルト文化に惹かれるのか――「現実」と「虚構」が入り混じる魅力」(37〜41頁),「第61章 ケルトのフェスティバル――伝統文化と観光文化の新しい融合」(331〜4頁),「第62章 ケルト音楽と歌い手たち――グローバルに移動し、生まれ変わる音楽」(335〜9頁),「第65章 ケルト人の民族意識――諸地域に実在する可能性は?」(349〜53頁)、木村正俊編『ケルトを知るための65章』(明石書店、2018年2月)。Publisher Link
加藤昌弘「現代スコットランドにおけるディズニー映画の受容――映画『メリダとおそろしの森』(2012年)にみる人種・民族のイメージと国民意識」『人間学研究』15(2018年1月)、1〜14頁。 PDF
2017 (H29)
【発表】加藤昌弘「スコットランド研究の立場から」『小笠原博毅『セルティック・ファンダム――グラスゴーにおけるサッカー文化と人種』書評会』(2017年10月29日、場所:大阪市・神戸大学梅田インテリジェントラボラトリ)。
【発表】加藤昌弘「参加型メディアにおける新しいナショナル・イメージの形成――スコットランド英語のお笑い番組を対象としたオーディエンス調査からの考察」『日本カレドニア学会 2017年度大会』(2017年09月30日、場所:京都市・立命館大学朱雀キャンパス)。
加藤昌弘「ケルト文化の流行」(383),「ポピュラーカルチャー」(383-4),「フェスティバル」(384-5),「民族意識」(385),「地域主義」(386),「ケルト文化理解の方向と課題」(386-7),「研究の課題と方向」(12-3)、木村正俊・松村賢一共編『ケルト文化事典』(東京堂出版、2017年5月)。 Publisher Link
2016 (H28)
加藤昌弘「現代スコットランドの独立問題における「国民文化」――「ひとつのスコットランド、たくさんの文化」の歴史的考察」『CALEDONIA』44(2016年9月):1〜13頁。 PDF
【発表】加藤昌弘「よそ者のまなざしがつくるヴァナキュラーなイメージ――映画『メリダとおそろしの森』(2012年)から現代のスコットランドを考える」『立命館大学国際言語文化研究所 ヴァナキュラー文化研究会』(2016年07月29日、場所:京都市・立命館大学衣笠キャンパス)。
加藤昌弘「オルタナティブ・メディアとしての「海賊ラジオ」――現代の地域主義とラジオ・フリー・スコットランド」、志村真幸編『異端者たちのイギリス』(共和国、2016年4月)、323〜47頁。 Publisher Link
2015 (H27)
Masahiro Katoh. “Minority Language Media in a Multicultural Country: A Case of BBC Alba in the Revival of Scottish Gaelic.” Celtic Forum 18 (October 2015): 51-2.
【発表】加藤昌弘「「ケルト」から「スコットランド」へ――なぜスコットランド国民党は海賊ラジオ放送局を必要としたのか?」『人間学研究会』(2015年06月11日、場所:名古屋市・名城大学天白キャンパス)。
加藤昌弘「なぜスコットランドは「反レイシズム」を掲げるのか――1990 年前後のイギリス国民党の「アングロ・サクソン」から「ケルト」への接近を手がかりに考える」『歴史家協会年報』10(2015年3月):1〜15頁。 CiNii・PDF
2014 (H26)
【発表】加藤昌弘「多文化主義国家にケルト語の復興計画は必要なのか――現代スコットラントのゲール語メディア政策を事例として」『第34回日本ケルト学会研究大会』(2014年10月12日、場所:仙台市・宮城学院女子大学)。
【発表】加藤昌弘「現代スコットランドの「ヴァナキュラー・カルチャーズ」と独立問題――2014年9月18日 独立を問う住民投票の調査から」『立命館大学国際言語文化研究所 ヴァナキュラー文化研究会』(2014年9月25日)。
Masahiro Katoh. “Uncovering Racism in Small Nations: Toward a Comparative Analysis of Scotland’s Devolution and Catalonia’s Self-Determination.” The Journal of Cultural Science 638 (July 2014): 25-33. CiNii・PDF
【発表】加藤昌弘「もしもスコットランドが独立したら――1979年以降の国民文化とゲール語メディアをめぐる議論から考える」『日本カレドニア学会 2014年度 第2回研究会』(2014年07月19日、場所:京都市・立命館大学衣笠キャンパス)。
【発表】Masahiro Katoh. “Designing the Scottish Nation: Towards a Comparative Analysis.” Catalonia’s Self-Determination Process in Today’s Global Order. (18 March 2014, presented at Toyonaka Campus, Osaka University, Osaka-shi).
2013 (H25)
加藤昌弘「国民のルーツを現代のミュージアムはどのように展示するのか?——イングランドの博物館における「英国人の起源」に関わる常設展示の調査から」『ケルティック・フォーラム』16(2013年10月):24〜35頁。 CiNii・PDF
【大学院生時代の成果——出版物のみ】
2011 (H23)
(博士論文)加藤昌弘「イギリス国民の再編成——20世紀末の「ケルト的なもの」に注目した歴史的研究」(2011年3月)。 Abstract・論文審査の公表
加藤昌弘「「イギリス人とは何者なのか?」——BBC『ケルト人』(1987年)を事例とした、現代イギリスにおける「ケルト」受容のメディア分析」『ケルティック・フォーラム』14(2011年10月):8〜19頁。 CiNii・PDF
2010 (H22)
加藤昌弘「なぜケルトはネイションの象徴になったのか?——1980年代イギリスにおけるナショナリズム運動の言説分析」『ケルティック・フォーラム』13(2010年10月):64〜65頁。 NDL
2009 (H21)
(英日翻訳)マイケル・キム「帝国とディストピア——植民地朝鮮と大東亜共栄圏」『言語文化研究』20.3(2009年2月):119-28頁。 CiNii・Link
2008 (H20)
加藤昌弘「イギリス・スコットランドのメディア研究における「脱ナショナリズム」――メディア・グローバリゼーションの時代のナショナルな想像力の再検討」『立命館文学』604(2008年3月):203〜15頁。 CiNii・PDF
2007 (H19)
(MSc Dissertation) Masahiro Katoh. “The Beginning of New Media Age and Its National Reflections in Britain and Scotland: A Historical Analysis of New Media Discourse and Practice in the 1990s.” (August 2007).
2006 (H18)
望月規史・加藤昌弘「音楽CDを用いた日本における「ケルト」受容の分析――文化による時空間認識の普及に対する学際的アプローチ」『ケルティック・フォーラム』9(2006年10月):32-3頁。
2005 (H17)
加藤昌弘「ナショナル・メディアにおける文化的想像力の歴史的分析――1960・70年代英国の地域主義をめぐる言説の編制」『歴史家協会年報』1(2005年12月):51〜68頁。 CiNii・PDF
加藤昌弘「空間的想像力とメディアの歴史的分析――世紀転換期英国における「ケルト辺境」の編制」『立命館史学』26(2005年11月):1〜25頁。 CiNii・PDF
加藤昌弘「現代英国における「ケルト文化」の歴史的変容――グローバル化時代におけるポップカルチャーと文化的アイデンティティ」『ケルティック・フォーラム』8(2005年10月):25-6頁。
2004 (H16)
(修士論文)加藤昌弘「現代スコットランドにおける 「ナショナル・アイデンティティ」の空間——ポピュラな「ケルト」現象と インターネット・メディアがもたらす心象地理」(2004年3月)。
加藤昌弘「サイバースペースにおける「心象地理」とナショナル・アイデンティティ——スコティッシュ・ミュージックにおける非歴史的な「ケルト」」『日本地理学会発表要旨集』65(2004年3月):139頁。 CiNii