ゼミ担当教員

加藤昌弘。名城大学人間学部准教授。博士(文学)。他、文学修士(西洋史学)、理学修士(メディア研究)。
愛知県名古屋市生まれ。小・中・高まで名古屋で育ち、その後の大学生から20年間に渡って京都暮らしでした。就職も京都でしたが、名城大学人間学部への赴任後、久しぶりに名古屋に拠点を移しました。かつての留学先は英国のスコットランドで、大学院(修士)を修了しました。これまで住んだ場所は、どこも想い出深いです。
高校生のときに世界史が得意教科で、そのまま大学は文学部の西洋史学という海外の歴史を勉強する専攻に入学しました。大学3年生になって卒論テーマを選ぶときに、当時流行していた英国の音楽や映画・スポーツ選手が好きだったので、英国の現代史を専門に選びました。
現代史は主に第二次世界大戦以降(20世紀半ば)から現在(21世紀)までを対象とする学問なので、現代社会の問題を扱う社会学やカルチュラル・スタディーズといった分野とも関心が重なり、英国に留学したときにはメディア研究の勉強をして、学位を取りました。ですから、現在の問題を歴史的に掘り下げて考えたり、水平的に横に広げて他の現象との類似や相違を考えたりするのが好きです。
研究者としての専門は、現代イギリス文化史・メディア文化研究です。
イギリスに関してでは、現代スコットランド研究(文化・社会・歴史)、特に1980年代以降のスコットランド独立運動の背景となっている文化ナショナリズムとナショナル・アイデンティティの問題で論文を書いています。スコットランドを紹介する特設ページもつくってみました。
文化研究(カルチュラル・スタディーズ)では、やはりイギリスに関する研究からの派生ですが、カーレースに代表されるクルマ文化のファンダムと、ポッドキャストのような音声メディアに関心を持ち、それぞれ研究しています。
趣味は、サイクリング、ドライブ、スポーツ観戦(プロサイクリング、F1)、料理(ジェイミー・オリヴァーに私淑)。最近はランニング(スロージョギング)、庭木の剪定(実家の)、電動工具を揃えてのDIY(大工作業)も。基本、多趣味で、なんでも面白がれる感じです。
研究室

加藤の個人研究室が、名城大学 ナゴヤドーム前キャンパスにあります。ここは私が論文を書いたり授業の準備をしたりする個人的な研究スペースでもあり、ゼミ生・受講生からの相談を随時受け付けている部屋でもあります。2016年度までは天白キャンパスにありましたが、2017年度からは研究室がドーム前キャンパスに移りました。というわけで、写真は引越し中に「ダンボールの山に途方にくれた時」の記念写真です……。
ゼミ室

Mac/PCを配備して、常にレポートや卒論の作業ができます。DVD/BDプレイヤー、CDラジカセも完備。ゼミのテーマに関連する文献、英語の勉強をしたい人向けの参考書、就活に役立つマニュアル・情報本などが揃っています。
学部生
研究室(ゼミ)に来てくれる学生から大いに刺激を受けています。学生も研究室のメンバーとして考えています。
ゼミに所属する学部生は、3年生の「基幹ゼミナール」と4年生の「卒業研究ゼミナール」で構成されていて、合計だいたい26人ぐらいです。ゼミ生は、ゼミ室を自由に使うことができます。
加藤ゼミでは、3年生と4年生が一緒にゼミ合宿に行く他、ゼミ独自のキャリア企画を合同で実施したり、4年生が3年生のメンターとなって卒論制作を助けたりしています。もちろん打ち上げも一緒にやっています。賑やかで楽しいだけでなく、じっくりと卒論や就職を進めたい人にも向いているゼミだと思います。
詳しくはゼミ紹介をご覧ください。